Pompidou Centre - Alberto Giacometti













ポンピドゥーセンターの、アルベルト・ジャコメッティ作品


Musée national Gustave-Moreau(Paris)




ギュスターヴ・モロー美術館

母がモローの世界観が大好きで、パリに行ったら絶対行こうねと話していた。
私は本でしか絵を見たことがなく「幻想的な絵を描く人」くらいしか認識がなかったけれど、
行きの飛行機の中の機内誌にモロー美術館が取り上げられていて、あっと驚いた。
あの美しい螺旋階段のある美術館じゃないかと。
もうだいぶ前になるけれど、Tumblrでこの螺旋階段の写真が流れてきたことがあった。
(それがあまりにも素敵すぎて一時期iPhoneの待ち受け画面にしていたくらい。)
Tumblrだったから、その時はこの写真の場所がどこなのかも分からなかった。
それがモロー美術館だと分かって期待感が高まった。
だから母やモロー好きの方には申し訳ないけれど、
私の胸の中ではモローの絵が見れるというよりも「あの螺旋階段が見れる!」という気持ちが大きかった。
でも。すごい。
実際にモロー美術館に行って、彼の作品を見たら虜になってしまった。
宝石のように美しくて、一風変わった世界観。
ディティールに凝っていて、隅々まで描き込まれていているのが見応えがあるのだけれど、
モローの絵は色塗りまで終わって完成した絵のあとに、デッサン線を付け加えたような跡がある。
それが妙に豪華さを引き出していて、モローの絵の中でもこのデッサン線がある作品が特に好きだと感じた。
モローの作品は見れば見るほど面白いし、知れば知るほど面白い。
しかも私のようなモロー初心者にも優しく、代表的な作品の解説パネルが日本語で設置されていた。
しかもそれがかなり詳しく、物語を読むような楽しさ。

日本に来ないかな。また見たいな。
一人の画家とこうしてゆっくり向き合えるって、すごく嬉しいと思う。




モローが晩年まで住んでた邸宅を美術館にしてるから、書斎や寝室や居間もそのままあった。
ここで生活してあの膨大な作品達を創りあげてきたのだと思うと感慨深い。


ラファエロやドラクロワに影響を受けていたそうで、
ラファエロの自画像や作品のデッサン模写もあった。


邸宅の「居間」にいた美術館職員さん。なんだかギリシア彫刻のようにきれい。
同じ空間にいることに緊張しまって困りますね。






パリでのお食事





ホテル・コストでモーニングをしました。
寒い朝で、ホットチョコレートが美味しかった♡
ホテル・コストはコスト兄弟がプロデュースするホテルで、音楽CDとかもあるみたい。
家に帰って、知らずに父に話したら「CD持ってるよ〜」と何枚かくれました。
なんか深層にひびくような感じで、心が揺れるけど聴きやすかった。








ロブションのカジュアルレストラン。
予約NGで、並んで入らなければいけないというので「え〜」と思ったのですが、
並んで入っても正解でした。
オープンの時間を一時間間違えていて、私達がついていたときにはすでに行列だったけど、
ちょうどサブカウンターがあいたので…とすぐに入れました。
やっぱりロブションの内装かっこいい。黒に赤。大好き。
料理も美味しかった〜。
フォアグラのパテばっかり間違えて食べてたけど、ここではちゃんとソテーが食べれた!
ワインも美味しくて、並ばなきゃいけないけど、また行きたいな〜って思いました。
ちなみにサブカウンターで隣に座っていた方たち2名と仲良くなったのですが、
イギリスでレストランとホテルを経営しているオーナーと、そこのメインシェフらしく、
すごく話が会いました。
お互いのお店のHPを見せ合い、じゃあ次にイギリス・日本に来たら案内するね〜と。
50代くらいのとてもスマートで、でもちょっと遊んでる風なオーナーさん。
シェフは軍隊上がりの(確かほんとに海軍かどこかを退兵したとか言ってた)若い方。
有名レストランを食べ歩いて、シェフに料理の研究させてるんだって。
フランスに食の旅とか、とっても素敵。










フランスのパティスリー周りは前回のパリ旅行でたくさんしたので、
今回はいいかな〜と思っていたところに突如現れたパティスリー・プーシキン。
素通りしかかったのですが
ロココかバロックかって感じの豪華絢爛な内装に「えっ?」と目がくぎづけになり、
ちょうど疲れてきたし休憩でも〜と思って入ったけど、大正解だった。
ミルフィーユもショコラ・カライブも美味しかった。
ロシア系のオーナーが経営しているみたいだけど、味はしっかりフランス風ですよ。
どっしりしてて、でもスタイリッシュ。



ルーブル近くのレストラン。









魚介系で有名なレストラン。